創業融資とは、創業時に自己資本だけでは足りない場合に、他者からお金を借りて創業することを指します。創業融資の手段は、まず第一に日本政策金融公庫からの創業融資が挙げられます。しかし、創業融資にはメリットとデメリットの双方が存在するため、慎重に検討する必要があります。
■創業融資のメリット
・担保、保証人が必要ないこと
・迅速に融資を受けられること
・金利が固定されており、計画を立てやすいこと
新規の事業を開始する場合、担保を付けたり、保証人を選出したりすることが難しいことがほとんどですが、創業融資の場合、これらが必要とされないことが多く、比較的融資を受けやすいです。また、融資が決まれば、3週間〜1ヶ月の期間で融資が実行されるため、円滑に経営を行うことができます。その他にも、変動金利ではなく固定金利であることから、資金計画を立てやすいというメリットもあります。
■創業融資のデメリット
次は、デメリットについてです。
・金利が少し高めに設定されていること
・融資の上限が設定されていること
他の融資の金利と創業融資の金利を比較すると、創業融資の金利は少し高めに金利が設定されています。これは、無担保で無保証で融資を受けられるということが理由です。また、融資の金額には3000万円という上限が設けられており、想定している事業に見合わない場合もあります。
創業融資は、このように一長一短です。しかし、創業時に有効な資金調達方法ではあるのは間違いないため、創業時には創業融資を利用することをおすすめします。
また、これらの制度の利用には審査があるため、しっかりと準備をして審査に臨む必要があります。その際、専門家である税理士にサポートを受けることで、融資を受けられる確率を上げることができます。
若原正勝税理士事務所は、港区、大田区、品川区、目黒区など東京都を中心に一都三県で幅広く活動しています。
創業融資に関してお困りの際は、お気軽にご連絡ください。
創業融資に強い税理士をお探しの方
若原正勝税理士事務所が提供する基礎知識
-

株式会社とは
■株式会社とは 株式会社とは、株式を発行して投資家から資金を調達し、事業活動を行う会社形態をいいます。...
-

IT導入補助金とは?補...
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったITツール(ソフトウェアやサービ...
-

【税理士が解説】マイク...
マイクロ法人は、主にフリーランスや個人事業主が税金や社会保険料の節約を目的として設立する法人形態です...
-

融資を受ける際に必要な...
会社設立の銀行融資審査の際に必要になってくるものが、「事業計画書」です。 後述しますが、これはそ...
-

税務署への届出・申告
会社の設立後は、本店所在地管轄の税務署に対して税務に関する各種の届け出を行う必要があります。 税務署に...
-

税務調査の事前通知はど...
税務調査は、会社が正しく税務申告しているかをチェックするために、国税庁の管轄組織が質問や証憑の確認をす...
-

小規模事業者持続化補助...
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路拡大や業務効率化のために活用できる制度です。 採択...
-

法人の税務調査では何年...
税務調査は、法人の申告内容が正確かどうかを確認するために行われます。 通常、過去3年間の申告内容...
-

経営計画の策定支援
定款の作成、認証や会社名(商号)の検討など、会社設立にあたっては多くの準備を行わなければなりません。特...